本の紹介

ブログ運営にも役立つ指標の話「LEAN ANALYTICS」

ブログ運営にも役立つアナリティクスの話

本日ご紹介するのは、アリステリア・クロール、ベンジャミン・ヨコビッツさんの「LEAN ANALYTICS」です。

もともとはアメリカのシリコンバレーなどのスタートアップ(新しいインターネットサービスの立ち上げ)で「どの指標値を気にするべきか?」というテーマに答える本で、日本だと新規事業の立ち上げなんかをされている方では知る人ぞ知る名著なのです。

メディアサイトの例も詳しく説明されていて、ブログ運営をはじめたばかりの私や似たような皆さんにも役立つヒントがめちゃめちゃあるんちゃうの?と思いましたのでご紹介です。

※余談ですがサービスの立ち上げでは、どうしても機能をいっぱい詰め込んでしまいがちなのですが、そうではなくユーザの求めていることに「絞り切る」ことが重要というセオリーがあってそういうのをLEAN(リーン:筋肉質で絞られている)と業界では読んでいるそうです。

サイトの指標はたった1つに絞れ!

スタートアップや新規事業の立ち上げというのは、会社でマーケ、営業、人事や経理など役割分担されているものを少ないチームで運営するので多忙な上に雑多な感じになりがちです。これは僕らのように個人でブログ運営をする場合も同じなのではないでしょうか?

そういうドタバタの中で、本当にユーザーに喜ばれるようななにか一つ尖ったサービスを作ろうとしているところに、PV、コンバージョン率、離脱率、LTV、ユーザー獲得数、解約・・・などなど多数の指標を持ち込んでしまうと、仕事の焦点がぼやけてサービス自体の焦点もぼやけてしまうことがままあるわけです。

そのために指標はたった一つに絞れというのがこの本の一番重要な教えです。

※この本ではOMTM(One Metric That Matters:意味のあるたった一つの指標)とよんでいます。

ステージごとに分けて指標を使い分ける

「いやいや、おじおじ、そうはいっても新しい読者の獲得も、リピートしてもらうのも、シェアで広げてもらうのも全部重要ちゃうの?」

という声も聞こえてきそうですが、これについてはアリステリアとベンジャミンはこう言っています。

そやから、ステージを分けてそれぞれの段階に必要な指標を使えばええねん。コンサルしてあげていると、みんな細かく決めたいと反論してくるけど、そんなことしたら焦点がぼやけるのを知ってるから全部無視してるで。

具体的には5つのステージとそれぞれのクリア条件を決めてそれをクリアするごとに新しい指標にチャレンジしていけばいいと言うことです。ブログで言えばこんな感じかなと思います。

ステージ 説明 指標
1 共感 多くの人が気にかけていて時間を割いて読んでくれるような困りごとを解決するテーマを探す。  
2 定着 リピートして読んでもらえる為の特徴やテーマを確立する ユニーク訪問者
3 拡散 他の人の紹介してもらえる為の仕組みを作る。 シェア数
4 収益 収益化を図る。関連商品のアフィリエイトやブログからのコンサルなど。 広告在庫(ユニークPV)
5 拡大 ほっておいても拡大する仕組みを作る。

このセオリーに従うと「拡散」や「収益」より前にまず「定着」と言っていて、SNSでの拡散やアフィリは最低限にしておいて(アドセンスだけにするとか)、まずはユーザー数が少なめでもいいから「リピートしてもらえるだけの内容を積み上げる」ことが需要ということになりそうです。

この辺は、クロネさんの「初心者が100記事まで書き続けるための10段階講座」なんかにも通じるものがありそうですね。

  1. 気にするのは一度にたった一つだけの指標に絞る
  2. そのためにステージを分けて指標を使い分ける

おじおじ的おすすめ度

ぜひ読んでほしいけど、日本語だと電子書籍がないんですね。

今日も読んでいただいてとても嬉しいです!