本の紹介

【上映中】好きなことに打ち込めば神様は答えてくれる「キネマの神様」

志村けんさんが主演するはずだった「キネマの神様」

先週、コロナで1年延期となった名探偵コナンの「緋色の弾丸」を見に行ったら、映画が始まる前の宣伝で「キネマの神様」がでてきました。

私は原田マハさんの作品だと、アンリ・ルソーのまだ見ぬ新作を追う「楽園のカンヴァス」やピカソとその時代を追った「暗幕のゲルニカ」など、印象派をテーマとした小説が好きだったので、「キネマの神様」は手が出ずにいたのですが、松竹の100周年記念にふさわしいということで映画化されたようです。

実はこの映画もともと主演が志村けんがされる予定だったのが、皆さんご存知の通りコロナに感染されておなくなりになったので、沢田研二が主演されることになったそうです。

この主人公のだらしなくありながらも映画に対してだけは純真で真っ直ぐなところ、そして娘の映画への情熱がとっても印象的なお話です。

借金と心臓の病気を抱えた親父と会社をやめたアラフォー娘

話は何年も努めて都心のシネコンプロジェクトまで携わった会社をやめた娘のところに、父親が心臓の施術を受けたうえに借金を増やしたという連絡が来るという、なんとも救いのないところから始まる。

ところがそれがきっかけで、親子が本当に好きな映画の仕事で活躍して人生が逆に好転していくという泣き笑い的なお話です。

苦しい場面が多々ありながらも、どころどころに親子の映画に対する「情熱」というか、そういう風にしか生きられないという「不器用さ」みたいなところにはなんとも共感してしまします。

 

そういう風にしか生きられない不器用さ

こういう単に「好き」という言葉だけでは語りきれない「どうしても好きにならずにいられない、やらずにいられない」という情熱を感じるお話って、フィクション・ノンフィクション問わず、好物の分野なんですねー。

自分はなんだかんだ人の目を気にして40年間も生きてきた挙げ句、40歳を越えてから自分が、器用には生きられない、やりたいことをなんだかんだやってしまう人間なんだということに気づいたことがあるのかもしれません。

そういう意味でノンフィクションですが下記も面白い本です。
スーパーでかんたん調味料買っている人に後ろから「そんなもの買わなくてもかんたんに料理できるよ!」って話しかけちゃったり、料理ができない女性を集めて料理教室をやるのに塩や包丁の選び方から始めちゃうやりすぎ感がなんとも楽しいです。

おじおじ的おすすめ度

好きなことに打ち込むことって素敵ですよね〜。