本の紹介

天才は環境と1万時間の努力で作られる「天才 成功する人々の法則」

天才とは生まれつきの才能ではない

環境と1万時間の努力があれば誰しも一角の人間になれる!そういう本ですが、ちょっと違うニュアンスもあって解説していきます。

マタイ効果 ~ 富める者はさらに富む

聖書の中でマタイという人が「持てるものはさらに豊かに、持たざるものは持っているものまで取り上げられる」ということを言ったことからつけられたマタイ効果というものがあります。

例えばスポーツする子供は特に小さい頃は4月生まれと3月生まれでは体格も知能もだいぶ違うので、4月生まれの子がうまいのが当たり前で、そうするとチームでもいい役割ができたりボールが回ってくるのでさらにうまくなる。さらにそれが何年も蓄積して、プロになっても野球でもサッカーでも国内外限らず、月が早い人が多いというのが統計的にも明らかなんだそうです。

似たような例でビルジョイの幸運というのがあって、歴史的金持ちであるゲイツ、ジョブズ、シュミットなどコンピューターで成功した人は1955年生まれで、大学などでタイムシェアリングのコンピューターが出てき始めたときに、最初に使いまくれた人達なんだそうで、同じ才能の人が20年後に出てきてもダメだったでしょうという話。

こういう例が示しているのは「いい時代に生まれるというラッキー」は結構重要ということです。日本でも僕みたいな氷河期世代はフリーターが多かったりしますが、そういう時代・環境のラッキーもやっぱり重要ということです。

ここまでくると「みんな1万時間努力すればすごい人になれるよ!」という趣旨で紹介されがちなこの本なのですが、実はよく読んでみるとちょっとだけ違うニュアンスであることが分かります。

つまり、この本がよく引用されるところに書いてある「一万時間努力したら誰でも成功できる」というのはちょっと違っていて

「1万時間努力すれば普通のレベルでもかなりできる」けど、
「環境がよくないと、いくら頑張っても超一流にはなれない」

ということが言いたいのだと思います。
おそらくこの人はリベラリストで、圧倒的に努力してても、環境次第で成功できない社会ではあってほしくないという提言を含んでいるように感じました。

とはいえ成功するには努力が必要

ビートルズだってハンブルグで毎日8時間ステージにたってうまくなったしモーツアルトも子供の頃から神童と呼ばれたものの、実際にあとで評価されているものを書きだしたのはもっと後になってから。

だから「努力も必要」は間違いなく事実だということ。

一方で才能がどれくらい必要かというとIQは120くらいまでは社会的成功に関連があるけどそれ以上はあまり関係なく、結局のところ頭の良さは「そこそこあれば」それ以上は成功には関係ないといえるんだそう。

また環境も重要という面も、大人になったら環境は自分で作れるので、もし子供のころいい環境がなかった人も大人になってから自分で環境をつくってそれから1万時間(年2000時間で5年)専門性なりを磨けば普通の人からは手の届かないレベルになるのは難しくないと考えらると思います。

そういう意味では環境づくりと時間をストイックにつぎ込む姿勢さえあればやっぱり努力で道は開けるといえると思います。

おじおじ的おすすめ度

この本を読んで「やっぱり環境次第じゃん」と諦めるのか「努力は努力で重要だ」と思うのか、、、是非後者の気持ちで読んで、人生に役立ててほしいです!

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます!

本を読めば、じわじわ意識が変わって、人生が明るくなりますよ!