本の紹介

死にかけながら​不可能に​挑み続けたリンゴづくりの話「奇跡のリンゴ」

信念を貫くことの難しさと突き抜けた人のすごさ

これは圧倒されました。

奥さんが農薬過敏で農薬散布後寝込んだりすることがあったので農薬はよくないのかなと思っていた木村さんが、ある日福岡正信さんの無農薬の本に出会ってから、盲目的に無農薬りんごをつくり始める。。。そういうお話です。

ところが、リンゴって他の作物よりずっと農薬依存なんだそうで、1年虫やらでダメになったら翌年もリンゴを付けない、そして収入もないという過酷な状況を10年以上やり続けて、最後は首を吊って死のうと山の中に入ったときに、ふとやり方を見つけたという壮絶な物語。

石川拓治さんのストーリーテリングもなかなかいいです。NHKの方ではなくノンフィクションライターのようですね。ノアの方舟の例えとかすこし脚色はあるものの、知識をひけらかしすぎず、しっかり取材もしてあって好感が持てました。

リンゴとともに仙人にそだつ

すこしネタバレ的な事を書くと、この人はリンゴの木と共に今のこの人になったということみたいです。

  • 6年間が過ぎたときにやっとバカになってリンゴと向き合うことをしり、
  • 首を吊りかけた山の中で木ばかり見てて土の下が見えてなかったということに気づき、
  • やるべきことが自然の土を作ることだと分かってからはいらないプライドが自然になくなった

ということで、何かすべてを超越した仙人のような方になったようです。

一方ですごく勉強家でもいらして、普通の大学の教授じゃ太刀打ちできないくらい本を読み、植物の事を勉強してたりされてもいて、突き抜けた人というのはこういうものなんだと思って、今自分がやっていることの覚悟の足りなさを思い知ったような1冊でした。

壮絶ではあるものの何か優しさに包まれているところもあり人生の中でもおすすめといえる一冊です。

おじおじ的おすすめ度

これは本当に読んでほしい一冊。
突き抜けた人とはこういうものかと、とにかく圧倒されます。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

いい本を読めばいい習慣が自分を変えてくれます。ぜひ一緒にいい本を読みましょう!